【成田山グルメ】江戸の風情香る表参道へ!老舗「駿河屋」で絶品うなぎを堪能する旅

今日は成田山新勝寺へのお参りと、参道でのグルメを楽しむために成田へやってきました。
成田といえば、やはり「うなぎ」。今回は数ある名店の中から、歴史ある**「駿河屋(するがや)」**さんを訪れます。

成田駅から続く、歴史ある表参道

JRおよび京成の成田駅を降りると、そこから成田山新勝寺までは約800mの表参道が続いています。
江戸時代から門前町として栄えたこの通りは、今でも当時の面影を色濃く残しており、歩くだけでタイムスリップしたような気分になります。

参道沿いには150店以上の飲食店やお土産屋さんがズラリ!
名物のうなぎ料理をはじめ、鉄砲漬けや羊羹など、成田ならではのグルメやお土産選びに目移りしてしまいます。

なぜ成田で「うなぎ」なのか?
海から少し離れた成田ですが、近くには印旛沼や利根川があり、古くから川魚料理が盛んでした。成田名物としてうなぎが定着したのは、なんと江戸時代の元禄年間頃からだそうです。長い歴史があるんですね。

職人技が光る!「駿河屋」へ到着

参道の中ほど、ひときわ活気のあるお店が見えてきました。ここが今回のお目当て、**「駿河屋」**です。

店頭では、職人さんがうなぎをさばき、串に刺し、炭火で焼く姿を間近で見ることができます。香ばしい煙とタレの匂いが漂ってきて、食欲を強烈にそそられます!

写真で見る駿河屋の魅力

外観(黄色い壁の建物): 堂々とした店構えの駿河屋本店。「駿河屋」と書かれた金色の看板が歴史を感じさせます。
店頭の職人(焼き場): モクモクと上がる煙と共に、秘伝のタレの香りが通りに広がります。熟練の職人さんが団扇で火加減を調整する姿は圧巻。
職人の手元(ガラス越し): 鮮やかな手付きでうなぎを捌く様子。この「裂き・串打ち・焼き」の工程が見られるのも、成田のうなぎ屋さんの醍醐味です。
うな重(料理写真): ついにご対面!ふっくらと焼き上がった鰻に、艶やかなタレ。肝吸いとお新香が付いた贅沢なセットです。一口食べれば、口の中でとろける柔らかさに感動!今まで食べたウナギの中で一番おいしい!!

旅館からうなぎ専門店へ 〜駿河屋の歴史〜

美味しい鰻をいただきながら、お店の歴史にも思いを馳せてみます。

駿河屋の創業は、江戸時代の寛政年間(1798年)にまで遡ります。
屋号の由来は、創業者の駿河屋与兵衛が現在の静岡県出身だったことから。創業当時はうなぎ屋ではなく、旅籠(はたご=旅館)として営業していたという記録が残っているそうです。

時代の変化と共に
当代より5代前の当主・豊吉の時代には、両国・浅草・吉原・向島に支店を持つほどでしたが、関東大震災や戦災によりそれらは失われてしまいました。
その後、鉄道などの交通網が発達したことで、成田山への参拝が日帰りで可能になりました。そこで駿河屋は、宿泊を伴う旅館業から、参拝客のお腹を満たす「中食屋(飲食店)」へと商いの形を変えたのです。

現在では、代々受け継がれた「秘伝のたれ」が自慢のうなぎ専門店として、多くのお客さんに愛されています。歴史の荒波を越えて受け継がれた味なんですね。


参道散策で見つけた素敵な風景

駿河屋での食事の前後には、参道散策も楽しみました。

「三芳家(みよしや)」の路地: 賑やかな通りから一本路地に入ると、甘味処「三芳家」への入り口が。緑に囲まれた隠れ家のような雰囲気が素敵です。
和傘の風景: 雨の日の参道もまた一興。和傘の彩りが、グレーの石畳によく映えます。
「川豊(かわとよ)」の看板: こちらも成田で大人気のうなぎ店「川豊」。風情ある木造建築が目を引きます。参道にはこうした名店がいくつもあり、食べ比べも楽しそうです。

最後は成田山新勝寺へお参り

お腹がいっぱいになった後は、参道の突き当たりにある成田山新勝寺へ。公式HPはこちら

大本堂: 荘厳な雰囲気の大本堂。雨に濡れた屋根瓦がしっとりと輝き、厳かな空気が流れていました。心静かに手を合わせます。

美味しいもので精をつけて、お不動様にお参りをする。心も体も満たされる、素晴らしい成田旅となりました。皆さんもぜひ、歴史とグルメの街・成田を訪れてみてください。


アクセス情報

駿河屋(するがや)

  • 住所: 千葉県成田市仲町359
  • アクセス:
    • JR成田線「成田駅」から徒歩約10分
    • 京成本線「京成成田駅」から徒歩約10分
    • 成田山新勝寺総門からすぐ

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