横浜の穴場デート!クイーンの塔で知的好奇心を満たす旅

横浜、山下公園のすぐそばに、ひときわ目を引く美しい建物があるのをご存知でしょうか。横浜三塔の一つ「クイーンの塔」として親しまれる、横浜税関本関庁舎です。この歴史的建造物の中には、知的好奇心をくすぐる無料の博物館「横浜税関資料展示室」があります。今回は、定番の観光スポットとは一味違った、学びと発見に満ちた横浜デートをご提案します。雨の日にも最適!

港の歴史を見守る「クイーンの塔」

まず目を奪われるのは、イスラム寺院を思わせるエキゾチックな緑色のドームが印象的な「クイーンの塔」そのものです。1934年(昭和9年)に完成したこの庁舎は、国会議事堂の設計にも携わった吉武東里によるもの。横浜港のシンボルとして、キング(神奈川県庁)、ジャック(横浜市開港記念会館)と共に、港の歴史を見守り続けてきました。

この塔の高さには面白い逸話が残っています。当初の設計ではキングの塔より低かったものを、当時の税関長が「日本の表玄関である横浜の税関なのだから高くすべきだ」と主張し、現在の高さになったと言われています。そんな歴史に思いを馳せながら、建物を眺めるのも一興です。

ワクワクが止まらない!魅惑の展示室へ

それでは、いよいよ建物の中へ。入口では、税関のイメージキャラクター「カスタム君」が迎えてくれます。

展示室に足を踏み入れると、そこはまさに社会科見学の世界。横浜開港からの歴史や税関の役割を学べるのはもちろん、この資料展示室のハイライトは、なんといっても普段お目にかかることのできない品々の展示です。

偽物を見破れ!知的財産コーナー

誰もが知る高級ブランドのバッグやアクセサリー。本物と精巧に作られた偽物が並べられ、「ほんものはどっち?」と挑戦状を叩きつけられます。二人であれこれ言いながら、偽物を見破るクイズに挑戦すれば、盛り上がること間違いなし。思わぬ鑑定の才能が開花するかもしれません。

驚きの手口!密輸品の世界

さらに奥へ進むと、驚きの手口で国内に持ち込もうとした密輸品が展示されています。チョコレートの中に隠された薬物や、巧妙に改造された拳銃など、その手口には思わず息をのみます。展示されているドラゴンボールは、残念ながら願いを叶えてはくれません。これらも巧妙に隠された密輸品の一例です。

これらの展示は、私たちの安全な暮らしが、税関の厳しいチェックによって守られていることを実感させてくれます。

体験コーナーで君も税関職員!

展示を見るだけでなく、実際に検査機器に触れられる体験コーナーも充実しています。ファイバースコープや金属探知機を使って、隠された密輸品を探し出す体験は、まるでゲームのよう。大人も子供も夢中になれることでしょう。

横浜税関へのアクセス

所在地
神奈川県横浜市中区海岸通1-1 横浜税関本関1階[3]

アクセス

  • みなとみらい線「日本大通り駅」から徒歩約3分[4][8]
  • JR・市営地下鉄「関内駅」から徒歩約15分[5]

開館時間

休館日

  • 年末年始、施設点検日

歴史的な建築美と、知的好奇心を刺激する展示の数々。横浜税関は、定番のデートスポットに飽きたカップルにこそ訪れてほしい、穴場の観光スポットです。すぐ近くには赤レンガ倉庫や山下公園、象の鼻パークなど、横浜を代表する観光地もたくさんあります。次の週末は、クイーンの塔で、一味違った横浜デートを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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