今回は、群馬県の四万温泉エリアをご紹介します。息をのむほど美しい「四万ブルー」の湖、そして歴史と情緒あふれる温泉街が織りなす、心癒される風景を写真とともにお届けします。
神秘的な青の世界「奥四万湖」

息をのむほど美しいコバルトブルーの湖水が広がる奥四万湖。緑豊かな山々に囲まれ、まるで別世界のような静けさです。四万川ダムの壮大な姿と、エメラルドグリーンに輝く湖。湖面ではカヌーを楽しむ人々の姿も見られ、自然との一体感を満喫できます。
四万温泉の一番奥に位置する奥四万湖は、四万川ダムによってつくられたダム湖です。 ここに湛えられた水は「四万ブルー」と称され、見る人の心を魅了する神秘的な青色をしています。この独特の色は、水の透明度が非常に高いことや、水中に含まれる微粒子によって光が反射するためと言われています。

この四万ブルーは、季節や天候、時間帯によってコバルトブルーやターコイズブルーなど、様々な表情を見せてくれます。特に、雪解け水が流れ込む春(3月下旬から5月中旬頃)は、透明度が増し、一年で最も美しいコバルトブルーが見られる絶好のシーズンとされています。湖の周りには遊歩道が整備されており、カヌーやSUPといったアクティビティも楽しめます。夏以外にも、秋は周囲の山々の紅葉、冬は雪景色など、四季折々の魅力があります。

ダムの上は歩いて渡ることができ、湖と山々のパノラマを両側から楽しむことができます。



アクティビティは、SUPやカヌーがあります。詳しくはこちら


散策の途中、可憐に咲く青い紫陽花を見つけました。しっとりとした温泉街の雰囲気に彩りを添えています。
歴史が息づく温泉宿「積善館」

まるで時が止まったかのような、歴史を感じさせる積善館。赤い「慶雲橋」が、訪れる人々を非日常の世界へと誘います。
奥四万湖から温泉街へ足を運ぶと、ひときわ目を引く歴史的な建物「積善館」があります。元禄7年(1694年)に開業し、現存する日本最古の木造湯宿建築として知られています。本館は群馬県の重要文化財にも指定されており、その歴史的な価値の高さがうかがえます。

「群馬県指定重要文化財 積善館本館」と刻まれた石碑が、その長い歴史を物語っています。
この積善館は、スタジオジブリの映画『千と千尋の神隠し』に登場する湯屋のモデルの一つになったとも言われ、そのノスタルジックな雰囲気は多くのファンを惹きつけています。特に、大正ロマンの雰囲気が漂う「元禄の湯」は、アーチ状の窓が特徴的な洋風建築で、タイムスリップしたかのような気分を味わえます。


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アクセス情報
- 電車・バスでのアクセス
- 東京方面から:上越新幹線または北陸新幹線で高崎駅へ。JR吾妻線に乗り換え中之条駅で下車。 中之条駅から関越交通バス「四万温泉行き」に乗り換え約40分。
- 上野駅から直通の特急「草津・四万」号も便利です。
- 車でのアクセス
- 関越自動車道 渋川伊香保ICから国道17号、353号を経由して約60分。
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