皆さん、こんにちは!今回は、日本の誇る世界遺産「日光の社寺」の中でも、ひときわ絢爛豪華な「日光東照宮」を訪れた際の写真とともに、その魅力と歴史、そしてアクセス情報をお届けします。この記事を読んで、少しでも日光東照宮の素晴らしさを感じていただき、次の旅の目的地に加えていただけたら嬉しいです。
目次
日光東照宮の歴史を辿る
日光東照宮は、江戸幕府初代将軍である徳川家康公を祀る神社として、元和3年(1617年)に創建されました。その後、三代将軍徳川家光公によって寛永13年(1636年)に現在のような豪華絢爛な社殿群へと大規模な造り替えが行われました。
全国各地から集められた名工たちによって、漆塗りや極彩色、そしておびただしい数の精巧な彫刻が施された建物群は、江戸時代初期の建築技術や美術工芸の粋を集めたものとして、非常に高い価値を持っています。陽明門(ようめいもん)の豪華さは特に有名で、「日暮の門」とも呼ばれ、一日中見ていても飽きないと言われています。また、「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿や「眠り猫」などの有名な彫刻も、この東照宮にあります。
1999年には「日光の社寺」として、日光山輪王寺、日光二荒山神社とともに世界文化遺産に登録されました。公式HP
緑に抱かれた聖地への誘い
日光東照宮は、豊かな自然に囲まれた場所に鎮座しています。参道を進むごとに、日常の喧騒から離れ、心が洗われるような感覚に包まれます。

▲▲木々の間から姿を現す五重塔。鮮やかな朱色と緑のコントラストが美しいですね。。ここから神聖な領域へと足を踏み入れます。柔らかな光が差し込み、期待感を高めてくれます。

▲境内近くを流れる清流。豊かな自然が東照宮の荘厳さを一層引き立てています。この水音がまた心地よいのです。
天高くそびえる五重塔と荘厳な門
東照宮の象徴的な建造物の一つが五重塔です。その美しい姿は、訪れる人々を魅了します。

▲石造りの大きな鳥居(石鳥居)と、その奥に見える「東照大権現」の扁額。ここが東照宮の正式な入り口です。

▲見上げるほどに高く、太い杉の木々。何百年もの間、この地を見守ってきたのでしょう。その生命力に圧倒されます。

▲石鳥居に掲げられた「東照大権現」の扁額のクローズアップ。力強い文字が印象的です。

▲五重塔の細部。鮮やかな色彩と緻密な装飾は、まさに芸術品です。曇り空が逆に建物の色を引き立てています。

▲表門(仁王門)へと続く石段。多くの参拝者で賑わっています。この門をくぐると、さらに豪華な世界が広がります。
参道と歴史を刻む灯籠
表門をくぐり、さらに奥へと進むと、数多くの灯籠が並ぶ参道が続きます。これらは諸大名から奉納されたもので、当時の徳川家の権勢を物語っています。

▲整然と並ぶ石灯籠。苔むした風合いが歴史の深さを感じさせます。奥に見えるのは次の門でしょうか。

▲石灯籠が続く参道。木漏れ日が優しく降り注ぎ、幻想的な雰囲気を醸し出しています。
絢爛豪華な建築美
東照宮の建物は、その細部に至るまで緻密な彫刻や極彩色の装飾が施されています。

▲建物の屋根瓦。一つ一つに葵の御紋が見られます。細部へのこだわりが素晴らしいです。

▲陽明門(ようめいもん)の一部でしょうか。龍や想像上の動物たちの彫刻は、見飽きることがありません。
周辺の静寂と自然の調和
東照宮の周辺には、日光二荒山神社など他の社寺も点在し、一帯が神聖な雰囲気に包まれています。

▲「二荒山神社参道」の標柱。東照宮だけでなく、周辺の社寺も巡るのが日光観光の醍醐味です。

▲石垣に生える苔と草花。陽の光を浴びて輝いています。小さな自然にも心が癒されます。

▲木漏れ日が苔むした地面に美しい模様を描いています。静かで落ち着いた時間です。

▲可愛らしい魚の石像。何か願いを込めて奉納されたのでしょうか。

▲「よくなりますように!」と書かれた小さな札。訪れる人々の願いが伝わってきます。
さらなる神域へ
日光の社寺は広大で、それぞれに異なる魅力があります。

▲風格のある青銅の鳥居と扁額。こちらも歴史を感じさせる佇まいです。

▲東照宮の拝殿や本殿があるエリアでしょうか。赤い建物と白いテントが広場に見えます。厳かな雰囲気が漂います。

▲注連縄(しめなわ)が張られた鳥居。ここから先も神聖な区域であることを示しています。
日光東照宮へのアクセス
電車でのアクセス
- 東武鉄道: 東武浅草駅から特急スペーシアで「東武日光駅」へ(約1時間50分)。
- JR:
- 東京駅・上野駅からJR宇都宮線(東北本線)で「宇都宮駅」へ、JR日光線に乗り換えて「JR日光駅」へ(約2時間)。
- 新宿駅・池袋駅・大宮駅からJR特急「日光号」「きぬがわ号」「スペーシアきぬがわ号」で「東武日光駅」へ(約2時間、JR・東武相互乗り入れ)。
駅から東照宮へ
- 「JR日光駅」「東武日光駅」から東武バス「世界遺産めぐりバス」で約10分、「表参道」または「大猷院・二荒山神社前」バス停下車。
車でのアクセス
- 東北自動車道「宇都宮IC」から日光宇都宮道路に入り、「日光IC」で下りる。日光ICから約10分。
※シーズン中は周辺道路や駐車場が大変混雑しますので、公共交通機関の利用をおすすめします。
所在地
- 栃木県日光市山内2301
- 公式サイト:日光東照宮
最後に
いかがでしたでしょうか。日光東照宮は、その壮麗な建築美だけでなく、周囲の豊かな自然、そして深い歴史が織りなす、まさに日本を代表する聖地です。写真だけでは伝えきれない迫力と感動がそこにはあります。
ぜひ一度、実際に足を運んで、その空気に触れてみてください。きっと忘れられない体験になるはずです。
この記事が、あなたの次の旅のきっかけになれば幸いです。
他の神社はこちら