【どこかへビューンで米沢へ!】歴史と美食、絶景に心奪われる一泊二日の旅ガイド

「どこかへビューン!」で米沢駅が当たったあなた、おめでとうございます!
「米沢ってどんなところだろう?」とワクワクしているのではないでしょうか。
米沢は、戦国の名将・上杉謙信公ゆかりの地であり、名君・上杉鷹山公が藩政改革を行った歴史深い街。そして、豊かな自然が育む絶品の米沢牛や、心癒される秘湯、幻想的な風景など、魅力が盛りだくさんなんです!

この記事では、そんな米沢の魅力をギュッと詰め込んだ一泊二日のモデルコースを、旅情をそそる写真と共にご紹介します。さあ、米沢の旅へ、ビューンと出発しましょう!

【一日目】歴史と匠の技、そして秘湯に癒される

午前:レトロな学び舎でタイムスリップ!「旧米沢高等工業学校本館」

まず訪れたいのは、山形大学工学部内にある「旧米沢高等工業学校本館」。明治43年(1910年)に建てられたルネサンス様式の美しい洋風建築で、国の重要文化財にも指定されています。

▲まるで時が止まったかのような、重厚な雰囲気の蓄音機。館内には、このような貴重な歴史的資料や、資産家が残したコレクションが展示されており、一見の価値ありです。
▲ずらりと並んだカラフルな電話機たち。デザインの違いに、時代の変遷を感じますね。建物自体も美しく、どこを切り取っても絵になります。

館内には、創設からの歴史を物語る資料や、初代校長も務めたイギリス人教師たちの愛用品などが展示されています。特に、日本で初めて導入された人造絹糸(レーヨン)製造装置の実験工場の一部は必見です。歴史を感じる建物と展示品に、思わず時間を忘れて見入ってしまうでしょう。

午後:伝統工芸の粋に触れる「高山笹野一刀彫 鶴公房」

次に、米沢の伝統工芸品「笹野一刀彫」の世界へ。一本の木から、サルキリという独特な刃物で削り出して作られる木彫り人形で、特に「おたかぽっぽ(鷹)」が有名です。

公式HPから画像を引用

「鶴公房」では、この笹野一刀彫の制作工程を見学したり、絵付け体験をしたりすることができます(体験は要予約)。職人の見事な手さばきと、素朴ながらも温かみのある作品たちに心が和みます。旅の記念に、自分だけの一刀彫を作ってみてはいかがでしょうか。

夕方~宿泊:断崖絶壁に佇む秘湯「舛(ます)かたや」

一日目の締めくくりは、日本秘湯を守る会の宿「舛かたや」で。手つかずの自然が残る吾妻連峰の麓、鬼面川の渓谷沿いに位置し、その名の通り「秘湯」ムード満点です。

▲見てください、この絶景!断崖の谷間にひっそりと佇む「舛かたや」は、まさに秘湯と呼ぶにふさわしい温泉宿です。大自然に抱かれ、日々の喧騒を忘れさせてくれます。
▲雪解け水でしょうか、勢いよく流れる清流の音が心地よい。春の訪れとともに、力強い自然の息吹を感じます

3つの自家源泉から引かれる温泉は、湯量も豊富で泉質も抜群。露天風呂からは、四季折々の渓谷美を堪能できます。特に新緑や紅葉の季節は息をのむ美しさ。日常の喧騒を忘れ、ゆったりとした時間を過ごせるでしょう。

【二日目】幻想的な絶景と米沢の味、そして上杉の心に触れる

午前:水没林が織りなす神秘の光景「白川湖の埋没林」

二日目の朝は、少し足を延ばして飯豊町(いいでまち)の「白川湖の埋没林」へ。春先の雪解け水でダム湖の水位が上がると、シロヤナギの木々が水に沈み、まるで湖の中から木が生えているかのような幻想的な風景が出現します。

▲まるで鏡のような水面に、新緑の木々と青空が映り込む。白川湖の埋没林は、息をのむほど美しい幻想的な風景を見せてくれます。
▲神秘的な雰囲気に包まれた白川湖の埋没林。水の中から伸びる木々が織りなす、自然のアートです。

この幻想的な風景は、見られる期間が限られているため(例年4月中旬~5月中旬頃)、まさに「幻の絶景」。朝靄の中や夕暮れ時など、時間帯によっても全く異なる表情を見せてくれます。カヌー体験などもできるので、水上からこの景色を眺めるのもおすすめです。

昼食:とろける米沢牛を堪能!「登記波(ときわ)分店登(のぼる)」

米沢に来たら絶対に味わいたいのが、日本三大和牛の一つ「米沢牛」。
「登記波分店登」は、明治27年創業の老舗牛肉店「登起波牛肉店」直営のレストラン。最高品質の米沢牛を、すき焼きやしゃぶしゃぶ、ステーキなどで堪能できます。

▲見ているだけでお腹が空いてくる、この艶やかな米沢牛!「登記波分店登」で、極上のすき焼きをいただきました。とろけるような肉の旨みが口いっぱいに広がります。

きめ細かい霜降りと、とろけるような柔らかさ、そして深い味わいはまさに絶品。旅の思い出に残る、贅沢なランチタイムをどうぞ。

午後:銘酒の歴史と香りに酔う「酒造資料館 東光の酒蔵」

米沢は酒どころとしても知られています。慶長2年(1597年)創業の「小嶋総本店」が運営する「東光の酒蔵」は、東北最大級の酒造資料館です。

江戸時代の酒蔵を移築復元した館内には、昔ながらの酒造りの道具や資料が展示され、その歴史と文化を学ぶことができます。もちろん、銘酒「東光」の試飲も楽しめます(一部有料)。お土産に、お気に入りの一本を見つけてみてはいかがでしょうか。

午後:上杉の歴史と文化に触れる「上杉城史苑」と「上杉神社」

米沢観光のハイライトとも言えるのが、米沢城本丸跡に建てられた「上杉神社」。上杉謙信公を祀るこの神社は、荘厳な雰囲気に包まれています。隣接する「上杉城史苑」は、米沢の物産やお土産が揃う観光施設で、食事処もあり散策の拠点としても便利です。

  • アクセス:JR米沢駅から米沢市街地循環バス(左回り)で約10分「上杉神社前」下車すぐ
▲夕闇の中、松明に照らされて行進する武者たち。これは毎年春に行われる「米沢上杉まつり」の勇壮な一場面。実際に見てみたいですね!
▲桜の花が彩る上杉神社の参道。歴史ある建造物と美しい自然が調和し、心が洗われるようです。この日は春の例大祭の準備が進められていました。

▲桜の花が彩る上杉神社の参道。歴史ある建造物と美しい自然が調和し、心が洗われるようです。この日は春の例大祭の準備が進められていました。

米沢の歴史を語る上で欠かせないのが「米沢上杉まつり」。毎年4月29日~5月3日に開催され、上杉軍と武田軍が激突した川中島合戦を再現する一大イベントは圧巻です。この時期に訪れるなら、ぜひ日程を合わせてみてください。
また、米沢藩再生の祖・上杉鷹山公は「なせば成る なさねば成らぬ 何事も 成らぬは人の なさぬなりけり」の言葉で有名。その教えは、今も米沢の地に深く根付いています。

▲多くの人々で賑わう参道。お祭りやイベント時には、さらに活気に満ち溢れることでしょう。両脇には協賛企業の幟が立ち並びます。
▲天を突くように剣を掲げる武者。上杉謙信公の義の精神が今も息づいているのを感じます。これは例大祭での神事の一場面でしょうか。

上杉神社や周辺の史跡を巡りながら、上杉家の歴史ロマンに浸ってみましょう。

米沢へのアクセス情報

  • 米沢へ: 東京駅から山形新幹線つばさで約2時間10分。仙台駅からは高速バスも便利です。
  • 米沢市内: 観光スポット間の移動は、路線バス(米沢市街地循環バスなど)、タクシー、レンタカーが便利です。上杉神社周辺など中心部は徒歩でも散策可能です。事前にルートや時刻表を確認しておくとスムーズです。

おわりに

歴史、自然、美食、そして温泉と、多彩な魅力が詰まった米沢。
「どこかへビューン」で偶然出会ったこの街で、きっと忘れられない素敵な思い出ができるはずです。
ぜひこのブログを参考に、あなただけの米沢旅を計画してみてくださいね!

気をつけて、いってらっしゃい!
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