「どこかにビューーン!」で行き先ガチャ。画面に表示されたのは「八戸駅」。
「…八戸って、どこ?何をするところ?」
そう思ったあなた、おめでとうございます!
かくいう私も、この切符を手に八戸へ向かい、想像をはるかに超える絶景と、忘れられない美食に出会うことができました。
この記事では、そんな八戸・十和田エリアの魅力をギュッと詰め込んだ、1泊2日のモデルコースをたくさんの写真と共にご紹介します。この記事を読み終えるころには、きっと旅への期待で胸が高鳴っているはずです!
目次
【1日目】海岸線の絶景と市場グルメを堪能!
13:00 蕪嶋神社 – うみねこと神様が共存する聖地
八戸駅に到着したら、まずはレンタカーを借りて海沿いへ。最初に向かうのは、小高い丘の上に鎮座する「蕪嶋神社」です。

丘の上に佇む朱色の鳥居が美しい蕪嶋神社。空の青と芝の緑とのコントラストが映えますね。
蕪嶋神社は、商売繁盛や漁業安全の神様である弁財天を祀っています。その歴史は古く、鎌倉時代から人々の信仰を集めてきました。そして、この神社のもう一つの主役が「うみねこ」。ここは日本有数のうみねこの繁殖地として、国の天然記念物にも指定されています。

神社の主役、うみねこたち。すぐ近くまでやってきますが、フンにはご注意を(笑)。神社では傘の貸し出しもありますよ。
春から夏にかけて、約3万羽ものうみねこが島を埋め尽くす光景は圧巻の一言。鳴き声が「ミャーミャー」と猫に似ていることから、その名がついたそうです。
【蕪嶋神社】
- 住所: 青森県八戸市鮫町字鮫56-2
- 公式サイト: http://kabushima.com/jinjya/
15:00 八食センター – 市場で選んで、その場で焼く!究極の海鮮BBQ
海岸ドライブを楽しんだ後は、旅のハイライトの一つ、八戸が誇る巨大な市場「八食センター」へ!
ここでは、水揚げされたばかりの新鮮な魚介類や、地元のお土産が所狭しと並びます。そして、ここの最大の魅力は「七厘村」というBBQコーナー。市場で買った食材を、そのまま持ち込んで炭火で焼いて食べられるんです!

市場で選んだ新鮮な魚介をその場でジュージュー!このライブ感と香りがたまりません。

見てください、このツヤツヤのホタテとプリプリの海老!どれにしようか選ぶ時間も最高に楽しい。

焼き上がったホタテに醤油をたらして…もう言葉はいりません。肉厚で濃厚な旨味が口いっぱいに広がります。
新鮮なホタテ、イカ、海老、牡蠣…。自分で選んだ最高の食材を、熱々のうちに頬張る幸せ。これは八戸に来なければ味わえない、究極のグルメ体験です。
【八食センター】
- 住所: 青森県八戸市河原木字神才22-2
- 公式サイト: https://www.849net.com/
17:30 十和田プリンスホテル – 湖畔の絶景を独り占め
お腹も心も満たされたら、今夜の宿へ。八戸市内から車を1時間半ほど走らせ、静かな湖「十和田湖」のほとりに佇む「十和田プリンスホテル」へ向かいます。

自然に溶け込むようなデザインが素敵な十和田プリンスホテル。落ち着いた雰囲気に旅の疲れも癒されます。
このホテルの魅力は、なんといってもそのロケーション。目の前にはプライベートビーチが広がり、部屋の窓からは絵画のような十和田湖の景色を望むことができます。

部屋の窓がまるで額縁のよう。雄大な自然を眺めながら、ただただ静かな時間を過ごす贅沢がここにあります。
夜は満点の星空を、朝はキラキラと輝く湖面を眺めながら、心ゆくまでリラックスしてください。
【十和田プリンスホテル】
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【2日目】神秘の森と清流に心洗われる
9:00 十和田湖畔散策
2日目の朝は、ホテルの前のプライベートビーチを散策することから始めましょう。

朝の光を浴びてキラキラと輝く十和田湖。静かな波音がBGMです。

湖に浮かぶ小島と、どこまでも広がる青い空。心が洗われるような風景に、思わず深呼吸したくなります。

湖畔の散策中に出会ったトンボ。豊かな自然の中にいることを実感する瞬間です。
10:30 十和田神社 – 杉木立に抱かれたパワースポット
湖畔の散策を楽しんだら、神秘的な空気が漂う「十和田神社」へ。

鬱蒼とした杉木立に囲まれた参道の入り口。ここから先は、神聖な空気が流れています。
この神社は、807年に坂上田村麻呂が創建したと伝えられる古社。かつては山岳信仰の霊場として修行僧たちが集う場所でした。参道を進むと、苔むした灯籠や歴史を感じさせる社殿が現れ、その厳かな雰囲気に自然と背筋が伸びます。

木々の緑に映える荘厳な社殿。静寂の中で手を合わせると、心がすーっと澄んでいくようです。

悠久の時を感じさせる苔むした石灯籠。細やかな彫刻も見事です。
【十和田神社】
- 住所: 青森県十和田市大字奥瀬字十和田湖畔休屋486
- 公式サイト: https://aomori-tourism.com/spot/detail_356.html
12:00 奥入瀬渓流 – 緑と水のシンフォニー
旅のクライマックスは、十和田湖から流れ出る唯一の川「奥入瀬渓流」の散策です。国の特別名勝および天然記念物に指定されているこの場所は、まさに「生きた美術館」。
岩の間を勢いよく流れる清流。生命力あふれる水の音と緑の香りに、五感が満たされます。
木漏れ日が水面に反射してキラキラと輝く様は、まるで宝石のよう。どこを切り取っても絵になります。
約14kmにわたって続く渓流沿いには、大小さまざまな滝や美しい流れが点在し、歩くたびに新しい景色が目の前に現れます。

渓流最大の滝「銚子大滝」。幅20m、高さ7mの迫力は圧巻!全身でマイナスイオンを浴びてリフレッシュ。

森の奥に現れる白い水のカーテン。その荘厳な姿は、いつまでも見飽きることがありません。
【奥入瀬渓流】
15:00 熊野沢温泉 – 旅の締めくくりは秘湯で
奥入瀬の自然を満喫した後は、旅の疲れを癒しに、知る人ぞ知る秘湯「熊野沢温泉」へ。レトロな雰囲気の温泉で、源泉かけ流しの優しいお湯に浸かれば、最高の旅の締めくくりになること間違いなしです。(※日帰り入浴可)
【熊野沢温泉】
- 住所: 青森県十和田市法量谷地1
- 公式サイト: https://kumanosawaonsen.com/
まとめ
「どこかへビューン!」がくれた、八戸・十和田への旅。
そこには、力強い自然の絶景と、忘れられないほど美味しい海の幸、そして心を穏やかにしてくれる神秘的な時間が待っていました。
もしあなたの行き先が「八戸駅」なら、それは最高の旅への招待状です。ぜひこのモデルコースを参考に、あなただけの素晴らしい思い出を作ってきてください!
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