【絶景の宝庫】上高地3時間満喫コース!大正池から嘉門次小屋まで、大自然を歩く

こんにちは!今回は、日本が誇る山岳景勝地「上高地」の魅力を、とっておきの3時間コースでご紹介します。避暑地としても人気の高い上高地は、手つかずの自然が広がり、訪れる人々を魅了してやみません。美しい写真とともに、その歴史や見どころを深掘りしていきましょう!
上高地は何といっても朝がおすすめです。一泊することをお勧めします。

朝の山々

早朝に訪れると、立ち枯れた木々が霧の中から幻想的に浮かび上がり、まるで絵画のような風景が広がります。

幻想的な風景から始まる旅「大正池」

https://www.kamikochi.or.jp/learn/spots/11/から引用

私たちの旅は、神秘的な雰囲気が漂う「大正池」から始まります。鏡のような水面に立ち枯れの木々が映り込む光景は、上高地を象徴する景色の一つです。この池は、大正4年(1915年)に起きた焼岳の噴火によって梓川が堰き止められて誕生しました。当時はその広大さから「梓湖」とも呼ばれていたそうです。噴火という自然の荒々しい力と、静寂に包まれた現在の美しい景観との対比に、自然の偉大さを感じずにはいられません。

四季折々の湿原と梓川沿いの道

大正池から梓川に沿って整備された遊歩道を進むと、やがて「田代湿原」へとたどり着きます。季節ごとに様々な高山植物が咲き誇り、訪れる人々の目を楽しませてくれます。梓川のせせらぎをBGMに、どこまでも続くかのような緑の中を歩く時間は、何よりの贅沢です。

梓川を上って

朝の心地よい日差しの中、梓川の上流を目指します。木々が青々としています

上高地のシンボル「河童橋」で一休み

田代湿原を過ぎ、さらに歩を進めると、上高地の中心であり、最も賑わいを見せる「河童橋」に到着します。この木製の吊り橋の上からは、雄大な穂高連峰をバックに、エメラルドグリーンに輝く梓川の流れを一望できます。芥川龍之介の小説『河童』の舞台としても知られ、その名は広く知れ渡りました。橋の周辺にはホテルや土産物店、レストランが軒を連ね、多くの観光客や登山者で賑わっています。ここで少し休憩を取り、絶景を写真に収めるのも良いでしょう。

明神橋

明神橋へ向かう途中。美しい渓流。
鴨の赤ちゃん。こちらをじっと見つめています。

河童橋からさらに上流へ約1時間。喧騒から離れ、より静かな雰囲気に包まれた明神地区を目指します。私たちのゴールは、明神橋のたもとにある「嘉門次小屋」です。

伝説の山小屋「嘉門次小屋」で味わう絶品イワナ

河童橋からさらに上流へ約1時間。喧騒から離れ、より静かな雰囲気に包まれた明神地区を目指します。私たちのゴールは、明神橋のたもとにある「嘉門次小屋」です。

この小屋は、日本に近代登山を広め、「日本アルプス」の名を世界に紹介したイギリス人宣教師ウォルター・ウェストンを案内した伝説の山案内人・上條嘉門次によって建てられました。趣のある小屋の囲炉裏では、名物のイワナがじっくりと香ばしく焼かれています。炭火で丁寧に焼かれたイワナは、頭から丸ごとかぶりつけるほどの柔らかさ。清流の恵みと、歴史が育んだ伝統の味は、歩き疲れた体に染み渡る格別なごちそうです。

白樺荘ホテル

上高地へとつながる釜トンネルは、午前5時から午後7時までしか空いていません。早朝の上高地や夜の上高地を楽しむには、上高地内のホテルに泊まることをお勧め!今回泊まったホテルはこちら!立派に温泉や夕飯を食べることができ、帝国ホテルよりはリーズナブル!

上高地 ホテル白樺荘

上高地の歴史とアクセス

かつて「神降地」とも呼ばれ、神々が降り立つ場所として信仰の対象であった上高地。その神秘的な美しさを世界に知らしめたのが、前述のウォルター・ウェストンです。彼の著書『日本アルプスの登山と探検』によって、上高地は国内外の多くの登山家が憧れる地となりました。

アクセス情報

上高地は、その貴重な自然環境を守るため、年間を通してマイカー規制が敷かれています。

  • 公共交通機関を利用する場合:
    • 東京、大阪、名古屋など主要都市から上高地への直行バスが運行されています。
    • 電車の場合は、JR松本駅からアルピコ交通上高地線に乗り新島々駅で下車、そこからバスに乗り換えるのが一般的なルートです。
  • 自家用車を利用する場合:
    • 長野県側の「沢渡(さわんど)駐車場」または岐阜県側の「あかんだな駐車場」に車を停め、シャトルバスかタクシーに乗り換えて上高地へ向かいます。

都会の蒸し暑さを忘れさせてくれる、爽やかな風と圧倒的な大自然。この夏は、心と体をリフレッシュしに、上高地を訪れてみてはいかがでしょうか。

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