2025年、未来社会の実験場として世界中から注目を集める大阪・関西万博。今回は実際に万博を訪れ、体験してきたパビリオンの魅力や、快適に楽しむための攻略法をご紹介します。
目次
万博攻略の秘訣:賢い準備で快適な一日を
広大な会場を効率よく楽しむためには、事前の準備が欠かせません。
- ごはん・水筒・日傘は持参がおすすめ!
会場内のコンビニエンスストアは、時間帯によっては40分待ちということも。軽食やお弁当を持参すれば、時間を有効に使えます。また、会場内には給水スポットが数多く設置されているので、空の水筒を持っていくと非常に便利です。 - 情報満載の非公式マップを活用しよう
公式マップも便利ですが、X(旧Twitter)で有志の方が作成・公開しているマップ(https://x.com/t_tsuji/status/1966127757383053805/photo/1)が非常におすすめです。公式マップでは網羅しきれていない給水所やトイレの場所、さらには各パビリオンの予約要否といった情報まで一目でわかる優れものです。 - 当日予約はスマホ必須!
会場に入って十分程度経過すると、当日予約にスマホ・現地の予約端末で参加できます!ただ、人数も人数だけになかなか予約が難しく、現地の予約端末の方が反映が早いとの情報も!ただスマホで予約できた人の話もあるので、どちらにせよスマホは必須です! - ミャクミャクはあまり会えない!
ディズニーランドのミッキーのように会えるのかなと思っていましたが、なかなか出てこないみたい。。。(熱いもんね。。。)ミャクミャクハウスに会いに行かないと会えないと思っておいた方がいいです。

パビリオン巡りレポート:見て、触れて、感じる世界の多様性
今回巡ったのは「コモンズ1」「ポルトガル館」「コロンビア館」。それぞれの見どころをご紹介します。
コモンズ1:世界の音楽と文化に触れる

複数の国が共同で出展する「コモンズ」は、多様な文化に一度に出会えるのが魅力です。コモンズAでは、エ メ ン 、 ウ ガ ン ダ 、 エ ス ワ テ ィ ニ 、 ガ ー ナ 、 北 マ ケ ド ニ ア 、 ギ ニ ア ビ サ ウ 、キ ル ギ ス 、 グ レ ナ ダ 、 ケ ニ ア 、 コ ソ ボ 、 コ モ ロ 、 サ モ ア 、 ス リ ナ ム 、 ス リ ラ ン カ 、セ ー シ ェ ル 、 セ ン ト ク リ ス ト フ ァ ー ・ ネ イ ビ ス 、 セ ン ト ル シ ア 、 ソ ロ モ ン 諸 島 、ト リ ニ ダ ー ド ・ ト パ ゴ 、 ト ン ガ 、 バ ヌ ア ッ 、 パ プ ア ニ ュ ー ギ ニ ア 、 パ ラ オ 、バ ル バ ド ス 、 プ ル ン ジ 、 ポ リ ビ ア 、 マ ラ ウ イ 、 モ ー リ シ ャ ス 、 ル ワ ン ダが楽しめますが、特に、以下の国がおすすめ!!楽器が楽しめます。
- トリニダード・トバゴ: カリブ海生まれの楽器「スティールパン(スティールドラム)」の演奏体験ができます。独特の美しい音色をぜひ奏でてみてください。
- ブルンジ: 聖なる儀式で使われるという、羊の皮で作られた太鼓を叩くことができます。その力強い響きは、アフリカの大地を彷彿とさせます。



ポルトガル館:日本との深い絆と海洋問題
日本と歴史的に深いつながりを持つポルトガル。その関係性を紐解く展示から始まります。「カステラ」「タバコ」といったポルトガル語由来の日本語や、南蛮貿易の歴史を発見できます。最後のシアターでは、海の視点から環境問題を訴えかける映像が上映され、深く考えさせられます。メッセージが強めのパビリオンでした( ´∀` )。
このパビリオンは収容人数が多いのか、待機列規制は比較的少ない印象でした。


コロンビア館:驚きの生物多様性と豊かな恵み
コロンビアの知られざる魅力に出会えるパビリオンです。単位面積当たりの動植物多様性が世界トップクラスで、鳥類の種類は世界一、蘭の多様性も世界一という事実に驚かされます。
コロンビア原産のコーヒーはもちろん、塩、パーム油、マングローブ、伝統的な織物などを実際に手で触れて楽しめる体験型の展示が魅力です。
ただし、待機列スペースが小さいのですぐに入場規制がかかってしまうのが難点。近くにある大屋根(リング)にエスカレーターで登り、そこから待機列の様子を眺め、規制が解除されるのを待つのがおすすめです。




万博のシンボル「大屋根(リング)」と建築の魅力
会場の中心にそびえる巨大な木造のリング「大屋根」は、万博のシンボル的存在です。単なる通路ではなく、休憩場所や食事スペースとしても大活躍します。円状の会場は意外と道が少なく、目的地へ行くには一度この大屋根を経由した方が結果的に早く着くことも多いです。
また、万博は各国の技術の粋を集めた建築物の祭典でもあります。ガンダムパビリオンや、霧が立ち込める石の休憩所など、パビリオン自体のデザインや構造を見て回るだけでも一日楽しめます。



写真6:木とガラスが融合した、自然光あふれる奈良のパビリオン。



大阪万博の歴史と未来
大阪で万博が開催されるのは、1970年の「日本万国博覧会」以来、55年ぶりとなります。1970年の万博は「人類の進歩と調和」をテーマに掲げ、戦後日本の高度経済成長を世界に示す象徴的なイベントとなりました。 約6,421万人という、当時としては史上最多の来場者数を記録し、多くの人々に未来への夢と希望を与えました。
そして2025年、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、再びこの地で万博が開催されます。サブテーマとして「いのちを救う」「いのちに力を与える」「いのちをつなぐ」が掲げられ、持続可能な社会の実現に向けた世界の叡智が集結します。
会場へのアクセス情報
万博会場へのアクセスは、主に公共交通機関の利用が推奨されています。
- 電車: 最寄り駅はOsaka Metro中央線の「夢洲(ゆめしま)駅」です。梅田や新大阪、天王寺といった主要ターミナル駅からは、Osaka Metro御堂筋線で本町駅へ行き、中央線に乗り換えるルートが便利です。新幹線では新大阪駅から40分程度で行けます。
- シャトルバス: 大阪駅、関西国際空港、伊丹空港など、主要な駅や空港から会場直通のシャトルバスが運行されています。事前予約が必要な場合が多いため、公式サイトで確認しましょう。
- 自家用車: 会場へは原則として自家用車の乗り入れはできません。尼崎、堺、舞洲などに設置されるパークアンドライド駐車場を利用し、そこからシャトルバスで会場へ向かう形となります。
最新の情報や詳細なルートについては、万博の公式ウェブサイトをご確認ください。
他の大阪の記事はこちら
#2025大阪関西万博 #大阪万博 #万博 #Expo2025 #パビリオン #万博攻略 #大屋根リング #コモンズ #ポルトガル #コロンビア #建築 #未来社会